空気感染予防

飛沫(ひまつ)感染と空気感染の違いは?

1.飛沫感染とは
咳やくしゃみをすると口から細かい水滴が飛び散ります。この細かい水滴を飛沫と言います。この飛沫に病気の原因となる細菌やウイルスが含まれていた場合、これを吸い込むことで感染するのが飛沫感染です。
咳やくしゃみなどをしたときに少なくとも半径2m以内にいる人にのみ感染を拡げる可能性を持ちます

<飛沫感染の主な感染症>
・インフルエンザ
・風疹
・おたふくかぜ
・百日咳
・マイコプラズマ
・風邪(ライノウイルス、アデノウイルスなど)
・RSウイルス

<飛沫感染を防ぐ方法>
マスクの着用
※空気感染を予防するは、通常のマスクより繊維が細かい「N95」と呼ばれる特殊なマスクが必要となります。

2.空気感染とは
空気感染は飛沫核感染ともいいます。飛沫核とは、飛沫の水分が蒸発した小さな粒子(5μm以下)のことで、これを吸いこむことで感染するのが飛沫核感染、つまり空気感染ということになります。

<空気感染の主な感染症>
・はしか
・水ぼうそう
・結核

<空気感染を防ぐ方法>
・N95マスクを着用する
  感染者に接触する機会の高い医療従事者等に勧められています。
・換気をする
  厚生労働省クラスター対策班も、換気の悪い環境は換気の良い環境よりも18.7倍も感染が起こりやすいと報告しています。
・空気清浄機を利用する
・室内環境を減圧
・高機能のフィルターを用いて空気を清浄化する

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