「菌」と「ウィルス」は異なります。違う点は以下の通りです。
1)大きさの違い:
「細菌」は、ヒトの細胞の10分の1程度なので光学顕微鏡で見られます。
「ウィルス」は、ヒトの細胞の100~1000分の1程度なので電子顕微鏡でないと見ることは出来ません。
2)増え方の違い
「細菌」は、自ら細胞分裂を繰り返して増殖します。
「ウィルス」は、他の細胞に入り込んで増殖します。
3)治療・予防策の違い:
「細菌」は、抗菌薬が処方されます。
「ウィルス」は自分自身の免疫力を高めて駆逐されるのを待つ
4)感染対策
「細菌」の増殖を抑制するのが→「抗菌」
「ウィルス」を不活性化(※)させるのが→「抗ウィルス」
(※)ウイルスは死ぬのではなく「不活化」
混同されがちな細菌とウイルスは全くの別物ですが、「抗菌と謳っているものはウイルスには効果がない」というわけではありません。