衛生豆知識

今さら聞けない!「菌」と「ウィルス」の違い

「菌」と「細菌」は同じです。 「細菌」と「ウィルス」は違います。

どう違うのか?
1)大きさの違い:「細菌」は、「ウィルス」の約40倍~100倍の大きさ
2)増え方の違い:「細菌」は、栄養を取り込んで自ら細胞分裂を繰り返し増殖します。「ウィルス」は、他の細胞に入り込んで増殖します。
3)治療・予防策の違い:「細菌」は抗菌薬が処方されます。「ウィルス」は自分自身の免疫力を高めて、体内のウイルスが駆逐されていくのを待つ
代表的なもの:「細菌」は大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌 「ウィルス」インフルエンザ、ノロウィルス、コロナ

4)感染対策
「細菌」の増殖を抑制するのが→「抗菌」
「ウィルス」を不活性化(※)させるのが→「抗ウィルス」
(※)ウイルスは死ぬのではなく「不活化」

混同されがちな細菌とウイルスは全くの別物ですが、「抗菌と謳っているものはウイルスには効果がない」というわけではありません。

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